ルサンチマンにまみれた社会
オリンピック関連の醜聞が後を絶ちませんね。
いじめや差別はたしかに許されることではありませんが、出てきた人を次から次へとたたき落としていく様子。見ていて楽しいですか?
そんなわけありませんよね。
でもこの醜い日本の状況。きれいに説明できるんですよ。
失われた20年で国民の間に大きな格差が生じました。
消費税とは逆累進性が高く、弱者に対して厳しい税制です。
この20年で消費税がどんどん上昇していくのに対し、法人税や所得税の累進性は下落。
株価からの収益に対する税制は25%と低くおかれ、あきらかに高所得者有利の制度に世の中は切り替わりました。
分断して統治せよ
欧米か植民地時代を突き進んでいたときの植民地での基本がこれでした。
国民同士で争わせ、統治者に怒りが向かないようにするのが鉄則です。
現与党が行っているのがまさにこれなわけで、それによって出てきた人をうさばらしのようにたたきつぶしては悦にひたっているのです。
前も書きましたが、敵を間違えてはいけません。
このコロナ禍。そしてその時期に強行されるオリンピックによって、日本の問題点が明らかになってきました。
あとはなにがおかしいのか。どうしたらいいのか。それを考えるのが責任ある大人だと思うのです。