数年たってからの話。
とあるSNSでYさんと再会した。
紆余曲折の人生を送っているようで、一番驚いたのはまだ後輩と付き合っていて、しかもDVを受けているらしい。
家族にばらすと脅したり、会えないと殴られるとか・・・
そんな後輩には思えなかったのだが、男性と女性の前では態度が違うタイプだったみたいだ。
もちろんおれは救うことはできないし、話を聞いていると相互依存している様子だった。
女に暴力を振るうってどういう気持ちなのか・・・
まったく理解できないことにおれの心は揺れた。
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「こんにちは。」
「こんにちは~。」
今日もIちゃんは素敵な笑顔で挨拶を返してくれる。
「実は昨日、後輩のSくんと話ししたんだよ。同期なんだってね?」
そう告げると、Iちゃんは顔を真っ赤にして照れながら
「そ、そうなんです!い、いろいろ聞いちゃいました?」
「うん、ごめん。聞いちゃった。せっかくなんだし仲良くしようよ。」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
こうしておれとIちゃんの距離は一気に近づいた。
事務所で二人のときは仲良く話し、一緒に帰る算段をつけ、こっそり待ち合わせをして二人で帰るようになった。
飲みに行き、手をつないで帰るようになった。
そしてある休日、おれはシルビアを走らせてIちゃんを迎えに行った。
思っていた以上におおきなバストのIちゃん。
実は少し年上で、経験豊か。
情熱的な情事におれは溺れていった。
1年もしなかったろうか。
彼女は会社を辞めた。
何年かしてから、風の噂で彼女が結婚したことを聞いた。
きれいに恋愛し、きれいに終わった恋愛上手の年上Iちゃん。
今は幸せでいてくれることを願うばかりだ。
そしておれはその事業所で精神を病むことになる。
遊びすぎた天罰か、おれは全てを失うことなった。
しかし、世之介が死ぬことはなかった。
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注:これはフィクションです。妄想です。