ミスリード
今の世の中、政治家やインフルエンサーなどと呼ばれるような人たちがよく使うのがこのミスリードです。
話の中に真実をまぜながら、いつのまにかねじまげられ、本来は敵ではない人やモノに対して敵意を向かわせるといった手段です。
維新政治家や橋下徹なんかが得意としているやつです。
さて本題。
【青汁王子】岸田のせいで日本終わるぞ【警告】 - YouTube
ユーチューブで見たり、ツイッターをフォローしていたり、わりと好きな人です、この方。
でもツイッターでキャピタルゲインに対する課税に対して、的外れな指摘をしていて、いささか疑問符がついていたところにこの動画を見ました。
冒頭の緊急事態宣言のせいでGDPが3%ほど下がってしまったというのは事実ですね。
(4%ですけどね)
そして、それをコロナの外的要因としています。
ここ、違うだろ、と。
いやまあそうなんですよ。でも、本質の原因はコロナで疲弊した国民や企業を救わない政府が悪いんじゃないですかね。
諸外国はきちんと国民を救っていますし、今年の経済成長率は7%とか言ってますよね。それに対して日本は1%とかです。はい。
日本の国家予算が100兆円か。
まあ、だいたい年間予算はそうですが、去年度は170兆円くらいですよね。
それと株価が100兆円下がった?
ちょっとここは具体的数値事実は知りませんが、まあ下がったのは事実ですね。
でも株の売買はGDPに直結しないんですよ。
投資ではなく、投機なんです。
そして彼らは株の売買と株主配当で利益を得ています。
GDPに直結しない形で。
で、ここ数十年で企業の利益における株主配当が6倍だったかな?具体的な数字のグラフまで探してしまうと時間かかるのではしょりますが、株主配当がうなぎ登りになるなか、労働者への賃金はまったく伸びていません。その、株主への配当で得た利益に対して、課税率は25%なんですね。
要するに、岸田政権の株主配当への税率見直しというのは、株主配当への課税を強化して、労働者への賃金上昇へつなげようということなんです。
それは大事だけど、岸田はガソリン税さげろ!そもそも消費税なくせ!というのは脇に置きます。だって、岸田政権ひどすぎてそれを指摘するともっと時間かかってしまうからさ・・
そう、外資や海外の株式売買がほとんどなんですよね。
国内では投資する人がみんなビンボーでいないから、外国様に買っていただくという構図になってるわけ。
いや、そうじゃないだろう。
外国に買ってもらわなくても、国内で投資(投機じゃないよ)が起こるようにするのが政権の仕事だろって攻めるのが筋なのに、結局自分に都合いいから、外国からの投資が起きないって言いはじめましたよね。
自社株買いもさ。株価を吊り上げるためにやれって、株主の声が大きいからやってるんだよね。
その大きい声を出してるのは、大金持ちのあなたなんでは?
たしかに投資家はリスクをしょっているよね。
だから、その前に事実の数字を見ようよ。
どうして株主配当だけが上がったの?
そして本音が出たよね。グローバリストのさ。
カネ持ってるんだから、どこにでも住めるし日本にいる必要ないって。
話をすり替え始めて、社会主義と決めつけた。
これがミスリードなんですね~
高度成長期の日本は社会主義でしたか?
たしかに、よくできた社会主義のように言われていましたね。
でも、その日本は当時、世界のGDPの4割くらいを稼いでいましたよ。
ちなみに今は6%です。
まもなく発展途上国入りです。
話し方も見下していて、非常に不愉快でした。
まあ、貧乏人のひがみですね。
こういうカネを稼いでいる人にちゃんとした批判をしてもらいたいものです。