競馬を止めた理由
まるで競馬を知らなかった私は、馬柱をながめて「このダイユウサクってのがいいね、これにするよ。」と競馬好きの友人に言いました。
彼は、こんな馬絶対にこないからやめておけ!と強く主張。
なにも知らない私は彼に従い、そして・・・
結果はご存じですね。
今見ると馬連7600円もついてたのかあ。
ま、当たってたら人生狂ってたのかもしれませんね。
そんな競馬人生のはじまりでした。
それから数年はたまに馬券を買うくらいでしたが、テイエムオペラオーが出てきたとき、職場の先輩が大の競馬好きで、話を聞いていくうちにはまってしまい、本格的に取り組むようになりました。
とはいえギャンブルなんて勝てるはずもなく、20年近くやって1年の収支が黒字化したのはたったの1回だけ。
自分の人生も大きく変化し、自由に使えるカネがどんどん少なくなっていきました。
それでも、なんとか小遣いを工面して毎週取り組んでいましたが、ある年を境に一気に熱が冷めてしまったんです。
それは2015年。
デムーロ騎手とルメール騎手がJRA所属になったときからです。
彼らが外国人騎手だからってわけではありません。
短期免許で来日する外国人騎手の技量はすばらしく、彼らの技術を取り入れて騎乗技術の発展につなげることは大いに歓迎すべきでしょう。
しかし、一部の大手生産者、大手馬主(オーナーブリーダーってやつですね)と外国人騎手が勝利を独占するようになって、昔ながらの厩舎と騎手が一緒になって成長し、勝利をつかむといったドラマが消えていきました。
若手日本人騎手にはなかなかチャンスがもらえず、1度の失敗があれば外国人騎手へ切り替えられる。
大手と外国人ばかりが儲かる競馬。
ここに現代日本の縮図が見えるようになり、私は競馬を止めました。
まあ、今でも有馬やダービーなどになると少し参加しますが、ルメール騎手はいつも人気馬に騎乗し、その生産者を見ると。。しらけるんですよね。
そうは言っても金銭的に余裕があれば続けていたのかもしれません。
続けられないのはやはり自己責任ですかね。
というわけで、この話は次回に続きます。