お面ライダー「ストロングゼロ文学」@ゴクおじ

酔いどれオヤジのツイッターで書き足りなかったこと。ツイッター https://twitter.com/strong0novel

49日もサボった結果

ブログの更新は49日も前でした。

その間、腕の筋を痛めてしまって筋トレもろくにできない日々です。

今もまだ痛く、サイドレイズをたった3kgのダンベルでやることもできません。

おそらく、三角筋を痛めているのでしょう。

アラフィフ世代。無理は禁物なので、もう少しスローペースで行きます。

 

そしてこの49日の間に、まさに世界はリセットボタンを押したように変わってしまいました。

相変わらず、我が国だけが変化に対応できず、周回遅れなことをやって自死に向かって突き進んでいます。

それはまた次回書くとして。

 

お小遣いも減らされ、ついに今日はバイトをしてまいります。

生活、苦しいです。

 

ショート小説のお題、異世界転生ものをいただきました。

1つできたアイデアを取り壊して、再構築中です。

バイトしながらまとめてきます。

なんとかの春が招いたもの

世界一の福祉国家であるリビアを瓦解させた西側諸国はリビアの混迷を放置。イラクは崩壊から立ち直ったとは言えず、アフガニスタンは見捨てられました。

西側の価値観の押しつけが全て幸福を招くわけではありません。

現に、日本(?)やアメリカのような民主制国家よりもチャイナやロシアのような強権国家のほうが数が多いですから。

 

ロシアの侵攻が世界中の話題になっていますね。

この問題をロシアが悪い!と単純に見るのは危険だと思い、ミンスク条約からいろいろ勉強していますが、ひとつを知るとひとつを調べなくてはならず、知れば知るほど謎が深まるばかりと言ったところです。

 

「人はそれぞれ正義があって。争い合うのはしかたないのかもしれない

だけどボクの正義ががきっと、彼を傷つけていたんだね」

by SEKAI NO OWARI

 

なので、この戦争の本質には触れず、現状を把握しておきたいと思います。

 

「大国は小国にさからってはいけない」

 

これは元衆議院議員の方の番組で聞いた言葉で、ソースをみつけられなかったのですが、チャイナの公式なツイッターだかで発せられた言葉のようです。

チャイナはしたたかで賢い国です。

日本の目先の利益だけ求める政治はせず、100年先をみすえた政治と国家づくりをしているという現実を受け入れて考えなければなりません。

そのチャイナは今回の戦争見ながら仮面をかぶり、話し合いで解決をーなどと言いつつ、仮面の下ではニヤニヤと笑っていることでしょう。

なにせ、強権的な軍事大国という似た体制のロシアの侵攻に対して、西側諸国は日本の遺憾砲程度にしか対抗できませんでした。

香港をあっさり落とした実績もあり、いよいよ台湾有事が目の前です。。

台湾は尖閣諸島は自国と主張しており、台湾が取られたら無人島の尖閣はすぐにチャイナの手に落ちます。そして次は沖縄。

ロシアは戦争の大義名分をウクライナ領内の自国民を解放するためと言っています。

チャイナには民間の体を装って、琉球憲法を作っていたりします。

それはつまり、琉球民族を解放するために人民解放軍が動くという大義名分を作るためです。

もう、チャイナの日本侵攻は着々と進んでいるのです。

 

さらに言えば、日本はロシアに現段階で国土を不法占拠されています。

ロシアとチャイナは決して仲良くはないですが、利害関係が一致すればともに行動をすることすら考えねばならず、北方領土から北海道のアイヌ民族の解放を!という大義名分でロシアが攻めてくることも考慮せねばなりません。

ほら、近年、アイヌ関連の出来事が多いじゃないですか。

菅政権ではアイヌ関連がとても進みました。わかりやすいですね。

 

アラブの春という西側の価値観を押し付けたため、世界の混乱は始まったのかもしれません。

同じようなことを起こさないため、日本はどうしていくべきか。

このところ悪目立ちし始めた安部の行動をもとに、次回は考察していきたいと思います。

 

 

支持率しか見ない政権

「トリガー条項排除せず」ガソリン高騰受け岸田総理が表明(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

 

岸田総理がトリガー条項解除について言及しました。

昨日のニュースで、政権の支持率が45%になったというのを見かけ、やっと支持率が落ちてきたと安心したんですが、早速手を打ってきましたね。

 

まったく期待はしていない岸田政権ですが、菅政権よりはましなのかなと思っていましたが、想像以上に岸田総理も無能ですね。

国会答弁を見ていると、自分の言葉が皆無です。

全て官僚の資料を読み上げるだけ。

自分で考えてもいないから、原稿もつっかえつっかえです。

さんざん、ガソリンの買い控えとかザイゲンガーとか言っていた整合性はどうつけるんでしょうか。

自分の言葉で語ってくださいよ、総理。

まあ、やらないよりはましですが。

だって、私の地元のガソリン価格はレギュラーで172円ですよ。

今朝入れたばかりだから高すぎる実感が残っています。

 

それでも45%も支持されているんですね。

本当に不思議の国日本です。

ラジオのコメンテイターが、「日本人はゆでがえるになっている」と言っていましたが、まさにその通りだと思いました。

 

五輪が終わり、世界情勢も動き出そうとしています。

 

ゆでがえる達に指示された自民党と維新はチャイナの出先機関としか思えません。

10年もしないで日本は倭族自治区になるでしょう。

 

ひとりひとりが良く考えないとならないはずです。

#リプした人が一冊の本だとしたら最初の1行には何と書いてあるか考える

のの🌷 on Twitter: "別に狙っているとかじゃない。まぁ可愛いなとは思っているけど。いつものコンビニいつもの時間なのにあの子がいない。こんなこと今まであったっけ。… "

 

#リプした人が一冊の本だとしたら最初の1行には何と書いてあるか考える

 

というハッシュタグをみかけ、相互さんがやっていたので書いてもらいました。

 

この出だし、続きがめっちゃ読みたい!!!

 

ということで、自分で書いてみます。

 

 

「いつものコンビニ」

 

別に狙っているとかじゃない。まぁ可愛いなとは思っているけど。

いつものコンビニいつもの時間なのにあの子がいない。こんなこと今まであったっけ。

「体調を壊したのか?まさか退職してしまった?」

あの子がいない理由を考えながらレジに並び、オーナーの奥さんと思われる初老の女性のレジで俺はタバコとホットコーヒーを購入した。

 

現場が始まる前。午前7時のコンビニは俺たちのような現場作業員であふれかえっている。

昼はだいたいラーメン屋へ行っているから、10時と3時の休憩で口にするタバコを買う。

このコンビニに寄るようになったのは、おれの愛モクJPSが売っているからだった。

だった。というのは、理由が途中で変わってしまったからだ。

ちょうど1年くらい前から、朝のアルバイトにあの子が入ってきた。

年齢はハタチくらいだろうか。おそらく大学生のアルバイトだ。

最初のころは567番のJPSを探すのにも戸惑ったり、JPSの相棒のホットブラックコーヒーの値段を間違えたりしていたが、今では俺の顔を見ただけでJPSもブラックコーヒーのカップも用意されるようになっていた。

 

40歳、独身。

そりゃあ、彼女がいたこともあったし、結婚しようかなんて話になったこともあった。

けど、流れ流れてすっかり独り身が身についてしまい、JPSとブラックコーヒーと帰宅してからのウイスキーがあればよかった。

それなのに、朝のあの子の笑顔が欠かせないものとなってしまったのはいつからだろう。

別に特に話しかけたりなんてアプローチはしていない。

ハタチくらいの女子大生と現場仕事の40オヤジじゃ住む世界が違いすぎる。

彼女の世界の片隅に、毎朝くるJPSとブラックコーヒーのオヤジが住んでいて、ありがとうございますの言葉と笑顔をくれるだけでいいんだ。

 

でも、今日はいない。

翌日もいなかった。

そしてまたその翌日も。

 

そして1週間がたった。やはりあの子はいなかった。

 

俺はいつものようにJPSとブラックコーヒーを買うためにレジに並んだ。

あの子がいなくなった初日にレジを打ったオーナーの奥さんがレジ担当だ。

 

「567番ひとつとホットコーヒーのLサイズ」

 

いつもの注文を奥さんに告げると、奥さんはじっと俺の顔を見つめてきた。

 

「お客さん、あなたね!576番とホットコーヒーの!待っていたのよ~。ほら、先週までいたでしょ、サトウさん(そういえばあの子の名札にはサトウと書いてあったっけ)。あの子大学を卒業することになって辞めちゃったのよ。お客さんのことを気にしていてね、567番とコーヒーのお客さんにお別れの挨拶言えなかったって、後悔していたのよ。」

 

そ、そうだったのか?

おれは少し動揺してしまった。

いやいや、勘違いしてはいけない。そんなことありえない。

思い出せ、自分がハタチのころ、40の人間なんて年寄りくらいに思っていたはずだ。

 

「じゃあ、これいつものおタバコね。それと・・・・」

 

タバコの下に小さなメモがあって、タバコと一緒に手渡された。

 

「ありがとうございましたー」

 

店を出てクルマに乗り込み、おれはメモを広げてみた。

 

「567番とコーヒーのお客んさん。いつもありがとうございました。

父と同じ銘柄のタバコを吸っている人が珍しくてすぐに覚えてしまいました。私は卒業してバイトを辞めることになりましたが、お客さんに会えなくなるのがさみしいです・・・・・」

 

メモの最後にはLINEのIDがあった。

 

友達登録?ってどうやるんだっけ??

 

現場に行く時間を忘れて俺はグーグルに問いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ミスリード

今の世の中、政治家やインフルエンサーなどと呼ばれるような人たちがよく使うのがこのミスリードです。

話の中に真実をまぜながら、いつのまにかねじまげられ、本来は敵ではない人やモノに対して敵意を向かわせるといった手段です。

維新政治家や橋下徹なんかが得意としているやつです。

 

さて本題。

 

【青汁王子】岸田のせいで日本終わるぞ【警告】 - YouTube

 

ユーチューブで見たり、ツイッターをフォローしていたり、わりと好きな人です、この方。

でもツイッターキャピタルゲインに対する課税に対して、的外れな指摘をしていて、いささか疑問符がついていたところにこの動画を見ました。

 

冒頭の緊急事態宣言のせいでGDPが3%ほど下がってしまったというのは事実ですね。

(4%ですけどね)

そして、それをコロナの外的要因としています。

ここ、違うだろ、と。

いやまあそうなんですよ。でも、本質の原因はコロナで疲弊した国民や企業を救わない政府が悪いんじゃないですかね。

諸外国はきちんと国民を救っていますし、今年の経済成長率は7%とか言ってますよね。それに対して日本は1%とかです。はい。

 

日本の国家予算が100兆円か。

まあ、だいたい年間予算はそうですが、去年度は170兆円くらいですよね。

それと株価が100兆円下がった?

ちょっとここは具体的数値事実は知りませんが、まあ下がったのは事実ですね。

でも株の売買はGDPに直結しないんですよ。

投資ではなく、投機なんです。

そして彼らは株の売買と株主配当で利益を得ています。

GDPに直結しない形で。

で、ここ数十年で企業の利益における株主配当が6倍だったかな?具体的な数字のグラフまで探してしまうと時間かかるのではしょりますが、株主配当がうなぎ登りになるなか、労働者への賃金はまったく伸びていません。その、株主への配当で得た利益に対して、課税率は25%なんですね。

要するに、岸田政権の株主配当への税率見直しというのは、株主配当への課税を強化して、労働者への賃金上昇へつなげようということなんです。

それは大事だけど、岸田はガソリン税さげろ!そもそも消費税なくせ!というのは脇に置きます。だって、岸田政権ひどすぎてそれを指摘するともっと時間かかってしまうからさ・・

 

そう、外資や海外の株式売買がほとんどなんですよね。

国内では投資する人がみんなビンボーでいないから、外国様に買っていただくという構図になってるわけ。

いや、そうじゃないだろう。

外国に買ってもらわなくても、国内で投資(投機じゃないよ)が起こるようにするのが政権の仕事だろって攻めるのが筋なのに、結局自分に都合いいから、外国からの投資が起きないって言いはじめましたよね。

 

自社株買いもさ。株価を吊り上げるためにやれって、株主の声が大きいからやってるんだよね。

その大きい声を出してるのは、大金持ちのあなたなんでは?

 

たしかに投資家はリスクをしょっているよね。

だから、その前に事実の数字を見ようよ。

どうして株主配当だけが上がったの?

 

そして本音が出たよね。グローバリストのさ。

カネ持ってるんだから、どこにでも住めるし日本にいる必要ないって。

 

話をすり替え始めて、社会主義と決めつけた。

これがミスリードなんですね~

高度成長期の日本は社会主義でしたか?

たしかに、よくできた社会主義のように言われていましたね。

でも、その日本は当時、世界のGDPの4割くらいを稼いでいましたよ。

ちなみに今は6%です。

まもなく発展途上国入りです。

 

話し方も見下していて、非常に不愉快でした。

まあ、貧乏人のひがみですね。

 

こういうカネを稼いでいる人にちゃんとした批判をしてもらいたいものです。

 

 

 

 

世之介日記VOL.5.6~IT番外編~

You got mail

 

そんな映画が流行っていたころ、俺はインターネットと出会った。

 

インターネットなどというものが出回るころ、情報を仕入れる最大の媒体は雑誌だった。

そんな雑誌にはたいてい、文通コーナーがあり、共通の趣味をもつ相手を見つけるため、名前と住所が掲載されていた。

今では考えられない時代だ。

中高生のころは何人かと文通をしたが、筆不精だったため長続きした相手はいなかったものだ。

 

そんなAOLにもメル友募集なんていうのがあり、何名かとやりとりをしていた。

その中で出会ったAさんは同い年の女性。

メールのやりとりをする間にすっかり仲良くなり、ついに会うことになった。

 

シルバーのシルビアQsを飛ばし、向かったのはかつて住んでいた八王子市。

Aさんは細身の美人さんだった。

ファミレスで食事をしたあと、かの有名なホテル野猿へ。

 

ネタっぽくされているホテルだが、入口にはおおきな噴水があり、部屋もとてもきれいでとても居心地がよかった。

 

結局会ったのはそれ一度になってしまった。

 

いつも言っているとおり、男は別フォルダに保存する生き物だから、スマホの電話帳欄を見ると一番にAさんが出てくる。

 

あれからん十年。そうか、彼女ももうそんな歳になっているのか。

幸せになってくれていたらいいな。

 

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次回予告「VOL.6.0 転職編」

 

注:これはフィクションです。妄想です。

快速特急

4両編成の普通列車が到着した。

職場までの約20分の電車通勤。

各駅停車しか止まらないボクの家の最寄り駅から、各駅停車しか止まらない職場までの道のりだ。

普通電車を待つ間、急行電車と快速特急が目の前を猛スピードで通過していった。

途中駅では待ち合わせのため、2本の電車を見送った。

快速特急が止まる駅は、よほど下りまで行かなければターミナル駅であることが多く、東京圏への通勤のベッドタウンになっており、都内まで快速1本30分なんて売り文句で高級マンションが売り出されていたりする。

東京へ通うでもなく、そんな立派な住まいを購入できるわけもないボクは今日も普通電車を待って職場へ向かう。

通りすぎる快速特急を横目に。

 

ボクが就職したのはバブルがはじけ、就職氷河期というものが始まったころだった。

4つ上くらいの先輩たちはまだバブル真っ最中で、就職は引く手あまた。

会社からの資料は分厚い豪華な冊子にVHSのビデオまで付いていた。

ボクらが就職するころはそんな資料はなく、薄い情報誌を片手に足で必死に就職先を探し歩いた。

 

やっと就職した会社は成長産業とは言えず、倒産することはないがゆっくり下り坂と言ったところで、給料やボーナスが派手に出るなんてことはなかった。

 

昭和の成長期真っ只中にいた団塊の世代の親のことを覚えている。

「会社が儲かってしかたなくてさ、特別ボーナスが出たんだ。小遣いをあげよう。」

そんなことが何度もあった。

30になるかならないかで一軒家を買い、車検のたびにクルマを乗り換える。

年に2回は家族を連れて旅行へ出かける。

月に1度は百貨店のレストランへ食事にでかけ、屋上の遊園地で遊ばせてもらった。

普通に仕事をすれば毎年給料が上がり、家もクルマも家族も持てる。

それが当たり前で、ボクたちも大人になったら、好きなものをいっぱい買えるんだと大人になるのが楽しみだった。

 

現実は違った。

 

バブル後の日本経済については詳しく語るまい。

痛みに耐えて改革をすれば日本はまた輝いていた時代を取り戻せる!

そんなキャッチフレーズを言う政治家が首相になり、ボクもそれを信じて今はつらいだけ。がまんすればきっと親世代のように家もクルマも家族も持てる。

そう思い続けてまじめに働いていたが、状況は悪くなるばかりだ。

団塊の世代の親は、お前が努力しなかったからこうなったんだと叱責される。

勝組の企業に就職した友人たちはターミナル駅のマンションに住み、3ナンバーのクルマを乗り回しているそうだ。

 

ふと気が付くと、いつのまにか取り残されたボクは白髪頭になり、定年の二文字がちらつき始める年齢になってしまっていた。

 

6畳一間の小さなアパートに住んで20数年。

今日も仕事が終わり、ひとりで晩酌をしている。

ネット動画を観ながら深く深く酔う。

その時間だけが生を実感できる唯一の瞬間だった。

そして気がけば眠りに落ちている。

 

喉の渇きと酷いダルさで起きる朝。

飲みすぎた朝はいつもこうだ。

つまり、毎朝こうだ。

 

このまま一人で生きて、一人で死んで行くのかな。

孤独死をして、腐乱死体になって発見されるのかな。

 

酒の飲みすぎでたるみ、青白い顔を鏡で見つめながら身支度を進めながら、そんな思いが頭をよぎった。

 

痛みに耐えても政治はなにもしてくれなかった。

まじめに働いても、境遇が悪いのは努力不足と断定された。

努力をしたのであろう。世界を見渡せば、若くして世界の富の何%かを手中に収めた成功者もいる。

国内に目をむけても、若い起業家やユーチューバーといったインフルエンサーたちは派手な生活をしており、自身の成功を売りにさらに富を増やしていった。

 

ボクにはなにもない。

無遅刻無欠勤で働いているだけ。

社会の小さな小さな歯車であるだけ。

そんな男に富はこない。

家もクルマも買えないし、家族なんて贅沢なもの手に入るわけもない。

全ては自己責任なのだ。

 

じゃあ、あの団塊の世代が過ごしてきた時間はなんだったんだろう?

 

派手な成功者はあまり見かけることはなく、ホワイトカラーもブルーカラーもみな、多少の程度の差はあれど、同じ町内で同じように一戸建てを買い、子供を育てていた。

ボクらは同級生がたくさんいる、団塊ジュニア世代だ。

そのボクらが子供を増やせなかったから、今の日本は少子化だとさわいでいる。

これもボクらの責任なのだろうか?

 

イテッ!

 

ヒゲそりでほほを傷つけてしまった。

軽い痛みで真っ黒な思考から現実に戻された。

もう仕事に向かわなければならない。

 

 

各駅停車しか止まらない駅のホームで電車を待つ。

5分後に快速特急が通り過ぎたあと、普通電車がやってくる。

 

ターミナル駅から都内へ向かうサラリーマンがたくさん乗った快速特急

あの電車に乗っているのは、きっと努力をしてたくさんカネを稼いでいる人たちなんだろう。

ボクとは住む世界が違うし、ボクとは次元の違う仕事をして社会に貢献している。

だからボクよりたくさんカネを稼いでいるはずだ。

 

ちょっとだけ、なんか、なんだか、解せないな・・・

 

ボクにできることってなんだろう?

少しだけ、ちょっといい生活している人たちに嫌がらせしてもいいかな?

 

 

普通電車しか止まらないホームに快速特急がやってくる。

 

プワーーーーーーーーーンン!!!!

 

キイイィィィィィ!!!!

 

大きなクラクションと派手なブレーキ音が駅のホームに鳴り響いた。