世之介日記VOL.5.1~IT編~
そのサイトで付き合って結婚まで至ったカップルがいる。
チャットルームでは毎日顔を合わせ、時にはオフ会もしてリアルに仲良しになったメンバーだ。
石川と山口という距離感がネット世界というリアリティを物語っている。
俺も結婚式に呼ばれ、新郎の叔父の挨拶の「IT婚とでも言いますか」などとの挨拶がとても記憶に残っている。
当時としてはまだ、ネットで出会い結婚まで至るというのは珍しかった。
おれはと言えば、とても安いながらもとりあえず定職についていた。
独身、実家暮らし。
それなりに日々を楽しく送る生活をしていた。
そんななか、そのサイトで出会ったKちゃんは大学4年生だった。
サイトでのチャットで仲良くなり、オフ会で初めてあって意気投合。
30代も半ばにさしかかろうとしていた俺と、まさか付き合うことになるとは思わなかった。
スラっと背が高く、どこかオリエンタルな雰囲気の美女Kちゃん。
6大学に在籍していて、頭もいいこんな若い子が俺を相手にしてくれるなんて。
お酒は強くなかったけど、飲むのが好きで、二人で飲みに行ってはホテルへ行くというデートを繰り返していた。
若い彼女は元気。
まだ30代だった俺もなんとかついては行けたが、今だったらと考えると無理難題だろう。
実家へ来たこともあった。
母親とも顔合わせし、将来は俺と結婚したいとまで言っていたと母親から聞いた。
下の部屋に母親がいるのに、2階の俺の部屋で始めたのはなにかスリルがあって興奮したものだ。(今で言うこどおじの部屋か)
そんなKちゃんとの付き合いは1年弱で終わりを告げた。
電話での一方的な別れ。
今思い出しても、当時はクズそのものだった俺はふられるのは当然だったであろう。
しかし、ネットの世界での出会いはこれだけではなかったのである。
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次回予告「VOL.5.2~IT編~」
注:これはフィクションです。妄想です。
貨幣観は覆せない
岸田氏vs高市氏 財政再建か、積極策か 対立で異例の事態に(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
まず一番初めに指摘したいのは、この記事にあるこの一文
「アベノミクス」として、機動的な財政出動を推進した安倍晋三元首相を最高顧問に招き、「積極財政を進める」とのメッセージを打ち出した。
これはミスリード。
安倍はまったく積極財政をしていないどころか、第二次政権発足後1年だけ財政出動を増やしただけで、あとはずっと緊縮。
あの民主党政権より緊縮で、さらに消費税を倍にしています。
まあでも、安部がここにきて積極財政を言い始めたのは、背後になにかが見え隠れしますよね。
安倍でもなんでもいい。間違えた貨幣観が正されるのであれば。
先日、私の話を聞いて初めて選挙へ行った人と話をして、まず最初の感想が「人が多すぎて無駄じゃないか?」とのことで驚愕してしまいました。
維新が伸びていることもありますし、国民に根付いた無駄を削れの感情は深いものがあるのだなと感じました。
政府の赤字は国民の黒字
誰かの借金はだれかの収入
当たり前のカネについての説明です。
さらにこの記事のミスリードは続きます。
高市氏は本部長に「過度のインフレにならない限り財政赤字は気にしなくてよい」とする「現代貨幣理論」(MMT)を支持する西田昌司参院議員を抜てき。
MMTを支持する?
いや、MMTとは現代の貨幣というものを説明したものにすぎません。
西から登ったおひさまが東へ沈むとは言っていないのです。
手からスマホを離せば下に落ちるという説明をしているだけ。
でも悲惨なことに、こんな当たり前を岸田首相は理解していません。
政治家ってやはり、ゲーティッドコミュニティの人たちだから困った経験がなくて理解できないのでしょうね。
でも、この財政政策検討本部の行動はとてつもなくまっとうです。
どうか、この本部の力が大きくなり、夏の参院選までに世論が変わることを期待しましょう。
それがもう、本当に日本が自治区になることを回避する、最後のチャンスです。
世之介日記VOL.4.1~絶望編~
男は恋愛を上書き保存できない。
別フォルダに保存する。
とは言われているが、それは本当だ。
だって、おれがそう。
過去に関係した女性(疎遠になった男友達もだけど)たちは、スマホの電話帳に全員残っている。
LINEが登場してから、自動的に友達に追加される機能ができ、たまに過去の人たちの生活が垣間見えることがある。
Aちゃんはおれが教育した後輩と結婚したようだった。
たしかに同じ部署なので、どこかでつながりがあってもおかしくない。
ありふれた苗字ではない後輩と同じ苗字になったAちゃん。
あいつはいいやつだ。幸せになっていてほしい。
スイカとか大きな果物では例えられない。
おれの上で暴れる巨乳を表現するなら、アメフトであっちこっちでもみくちゃにされているフットボールのようだ。
顔を埋めたら窒息死しそうな、AVというファンタジーでしかみたことのないIカップにおれは溺れはじめていた。
しかし、マジメキャラだと思っていたAちゃん。
本命は補佐社員のほうで、おれとは遊びだった。
数回の逢瀬のあと疎遠になり、先輩が異動した職場に留まる理由はなく、ほどなくしておれは職場を後にした。
それから1年。
またしてもニート生活が始まる。
起きてネットをつけ、常駐サイトを周回する。
マンガを読む。
めしを食う。
夢みがちなことしかできないおれは、将来はバーを経営すると妄言を言い、夜は焼酎バーでバイトしたりしていた。
そのバーでも使い物にならず、叱られてばかり。
帰り道はまだあった赤線地帯をひやかしながら現実逃避をし、己の無力さに打ちひしがれていた。
そんな日常の救いはやはりネットであり、仲間が集まるとあるサイトだった。
そこにはおれと同じように常にオンラインしている連中がいて、お互いの傷をなめ合っていた。
オフ会なども行われるようになり、新たな出会いが始まった。
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次回予告「IT編」
注:これはフィクションです。妄想です。
世之介日記VOL.4~絶望編~
何件目かわからない転職先の休憩室でおれは人目を気にせず号泣した。
何度転職しても仕事を続けることができない。
ここでダメならおれはもう仕事をすることができないんだと絶望したのだ。
なにもできない。なにも守れない。
仕事、家、そして家族。
おれは全てを失った。
無職になったおれは実家に頼り、アルバイトを転々としながらほぼほぼニート生活をしていた。
これはおれが世之介としての活動を報告する場だから、内容については触れない。
30前半にして全てを失った。ただそれだけだ。
そんなある日、前職の先輩から電話がきた。
とても良くしてくれた先輩で、おれの仕事の師匠とも言える人だった。
おれが退職したことを聞きつけ、心配してくれたのだ。
とある事業所の長をしている先輩は、そこでアルバイトをしないかと持ち掛けてくれた。
勝手知ったる前職で、責任もなにもなくアルバイトをする。
いいかもしれない。
家にこもってマンガやネットをむさぼるのにも飽きていたところだ。
職場には先輩と補佐の男性、そして若い女性社員がいた。
おれは慣れた仕事に仲の良い先輩。気のいい社員たち。責任のない立場。
笑顔を取り戻すのに時間はかからなかった。
それにしても、あの女性社員のおっぱい、規格外ではないか?
とても明るいその子の名前はAちゃんと言った。
メガネをかけたマジメキャラといった見かけだったが、制服の下には隠し切れないふくらみがあった。
おっぱいフェチのおれはつい視線を向けてしまいがちになっていたが、なにもない男に振り向いてくれるはずもないと、ハナからあきらめていた。
が、Aちゃんが連絡先を教えてほしいと言ってきた。飲みに誘われたのだ。
なんと彼女はおれのことがかなりタイプだったらしい。
飲みからホテルは時間がかからなかった。
Iカップ
そんなのAVでしか見たことはない。
おれに人生でであった、最大の巨乳がAちゃんだった。
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後半へ続く!(キートン山田)
注:これはフィクションです。妄想です。
今年は
たまには自分のことでも。正月ですしね。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ツイッターではダイエットと「筋トレをがんばるおっさん」とBIOに書いていますが、体脂肪は落ちることなく体重は増加中。
せめて筋トレはきちっとできているかと言えば、五十肩が悪化してまともにできない日々が続いています。
アラフィフのリアルなおじさんとしては、これを今年も放置したらますますみっともない中年体形になっていくのは明らか。
気持ちを切り替え、改めて体脂肪率15%を目指したいと思います。
具体的には、やはり酒がいけないので、日曜日をチートデーとして飲酒できる日にし、それ以外は晩酌を止めようと思います。
飲み会はどうしても平日にあるので、それは参加します。
あとは今までと同じような食事をして、間食はなるべく控えるようにします。
筋トレは週2回の休みにがっつり2時間やっているので、それは継続。
とりあえず、肩が痛くてダンベルがあがらないので、腹筋やバックランジやスクワットといった種目を中心にしていこうと思っています。
大胸筋を鍛えたいですが、代謝を上げるには下半身の筋肉が必要ですからね。
五十肩のピンチをチャンスととらえて、下半身トレをがんばります。
そんな感じで、夏にはタンクトップと短パン姿をアップできたらなと思っています。
さあ、書いたからにはやらねばならない。
がんばるぞ!!
みなさんと日本が今年良い1年でありますように。
給料が上がらない国
テレビがないのでYouTubeだよりです。
地上波で放送されたんですよね?
タイトルで驚いてしまいました。
こんなの放送するようになったんだ。
いいことです。
貧困が進むことをみんなが理解すれば、政治もきっとかわるはず。
と、見ていくととてつもない違和感がありました。
その違和感に気がつく人が増えてほしいと思い、取り上げたしだいです。
具体的な数値をグラフ化して分かりやすく伝えてくれていますし、政府の諮問機関にいる中小企業の女性社長の話しもわかりやすい。
が、徹底的に給料が上がらない原因はデフレと高すぎる国民負担率なのにそこには触れない。
なにか恐ろしい背景が見えた気がします。
日本が成長していない。国民は貧困になっている。
その事実が知れ渡ってきたのはもう隠せないけど、責任は俺たちじゃないよ。と言ってる権力の影がちらつきました。
現総理も言ってたこととやってることは真逆で、さらに貧困と格差を進めようとしていますね。
でもまあ、あきらめたら終了です。
がんばりましょう。
世之介日記VOL.3.2 転勤編
数年たってからの話。
とあるSNSでYさんと再会した。
紆余曲折の人生を送っているようで、一番驚いたのはまだ後輩と付き合っていて、しかもDVを受けているらしい。
家族にばらすと脅したり、会えないと殴られるとか・・・
そんな後輩には思えなかったのだが、男性と女性の前では態度が違うタイプだったみたいだ。
もちろんおれは救うことはできないし、話を聞いていると相互依存している様子だった。
女に暴力を振るうってどういう気持ちなのか・・・
まったく理解できないことにおれの心は揺れた。
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「こんにちは。」
「こんにちは~。」
今日もIちゃんは素敵な笑顔で挨拶を返してくれる。
「実は昨日、後輩のSくんと話ししたんだよ。同期なんだってね?」
そう告げると、Iちゃんは顔を真っ赤にして照れながら
「そ、そうなんです!い、いろいろ聞いちゃいました?」
「うん、ごめん。聞いちゃった。せっかくなんだし仲良くしようよ。」
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
こうしておれとIちゃんの距離は一気に近づいた。
事務所で二人のときは仲良く話し、一緒に帰る算段をつけ、こっそり待ち合わせをして二人で帰るようになった。
飲みに行き、手をつないで帰るようになった。
そしてある休日、おれはシルビアを走らせてIちゃんを迎えに行った。
思っていた以上におおきなバストのIちゃん。
実は少し年上で、経験豊か。
情熱的な情事におれは溺れていった。
1年もしなかったろうか。
彼女は会社を辞めた。
何年かしてから、風の噂で彼女が結婚したことを聞いた。
きれいに恋愛し、きれいに終わった恋愛上手の年上Iちゃん。
今は幸せでいてくれることを願うばかりだ。
そしておれはその事業所で精神を病むことになる。
遊びすぎた天罰か、おれは全てを失うことなった。
しかし、世之介が死ぬことはなかった。
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注:これはフィクションです。妄想です。