お面ライダー「ストロングゼロ文学」@ゴクおじ

酔いどれオヤジのツイッターで書き足りなかったこと。ツイッター https://twitter.com/strong0novel

世之助日記VOL.5.3~IT編R~

Rちゃんとはその後数年いい仲を続けた。

彼女が看護師になり、再婚し新たなスタートを切ったころ、俺も新たなスタートを初めていた。

似たような境遇でもあり、いい仲間という関係が数年続いた。

今はどうしているのだろう。

再び離婚をしたという話を聞いたが、その後音沙汰はない。

 

 

彼女の告白は割と衝撃的だった。

 

「私、ゆるいって言われたことがあるの。本当にそうかためしてみてくれないかな?」

 

もちろん、おれに下心がなかったわけじゃない。

どタイプのかわいい顔に、服の上彼でもわかる胸の大きい彼女。

友達のような関係を崩すのも嫌だったので、こちらから積極的に仕掛けることはなかったが、こんな相談されてそれを断るわけがなかった。

 

彼女の軽自動車に乗って郊外のホテルへ着いたのは平日の昼間。

お互いの仕事の都合で平日の昼間が逢瀬にはちょうどよかった。

ぶくぶくと泡のたつ大きな丸い風呂に一緒に入り、後ろから彼女を抱きしめた。

思ったとおりの大きな胸。ふんわり包まれるようなやわらかい体。

振り向きざまにされたキスはとろけるようだった。

 

結論から言えば、たしかにゆるかった。

でも、だからといってこっちがイケないとかのレベルではなく、彼女の全体を考えればマイナスになるところはまったくない。

 

当時一人暮らしをしていた俺の部屋に遊びにきたこともあった。

お互いがまんできず、シャワーもあびずに求め合ったこともあった。

彼女を送る駅までの帰り道。笑顔で腕を組んできたそのひとみが忘れられない。

 

そんな友達以上恋人未満の関係は人生で初めてであり、最後だったかもしれない。

あの時部屋に持ってきてくれたブランデーが今でも俺の部屋の棚に並んでいるのは、やっぱり男は別フォルダに保存する生き物だという証拠なのだろう。

 

 

ネット仲間には当然のように男友達もおり、女性と遊ぶよりも男同士でわいわい飲み会やらチャットやらをすることのほうが多かった。

そんな中、そのサイトで一番仲のよかったZに女性を紹介されることになる。

 

 

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次回「VOL.5.4~IT編H~」

 

注:これはフィクションです。妄想です。

世之介日記VOL.5.2~IT編R~

Kちゃんとは、これからも友達でいようねと言われて、会うことはなかったが連絡はたびたび取りあっていた。

忙しい社会人生活を過ごしているなと思ったら、共通の知り合いと付き合いはじめ、瞬く間に結婚、出産と駆け抜けた彼女。

FBでゆるーくつながっていたKちゃんから、「アルバイトに興味がない?」と連絡があったのは3年くらい前だったろうか。

あ、これはアレだな。とすぐに気が付くが、久しぶりに会いたいという気持ちと、現代のアレはどうなっているのだろう?という興味から会うことにした。

すでに離婚していたが、なぜか生活感にかけた投稿を繰り返す彼女だからきっとアレでうまいことやっているんだろうと思ったが、久しぶりなので会うことになった。

 

会場に到着するとすぐに説明会が始まった。

いかにも高そうなスーツを着込んだ若い男性が、シンガポールのかの有名なホテルから帰ってきたばかり。今度はどこそこの海外へ行くんだという、お決まりの成功者話から始まる。はいはい、すごいすごい。

高額な入会ツールをカードで購入する受講者を冷ややかな目で見ながらスルー。

そしてKちゃんとは昼食をともにし、お互いのその後を報告しあったあと別れた。

こちとら人生約半世紀。申し訳ないがひっかかるわけがない。

とにかく、今Kちゃんが幸せにしているならそれでよかった。

でも、他人の不幸の上に幸せになっているといつかしっぺ返しくるよ・・

なんて、負け惜しみが脳裏をよぎった。

 

 

 

そのサイトで初めて出会った女性はKちゃんだけではない。

いつも一人でそっとログインし、そっとゲームをしているRちゃんがいた。

お互いの力が近いため、よく対戦し、よくチャットをしていた。

23歳だったろうか。

若くして結婚出産、離婚を経験し、現在は看護師を目指して学校へ通っているというRちゃん。

本や趣味の共通点があり、彼女がぜひ紹介したいSFの本があるからということで初めて会うことになった。

 

丸顔で目が大きく、びっくりするほどかわいい顔をした女性だった。

にこにこと趣味の話をして、一緒に行った本屋ではその本を買ってくれた。

俺たちは趣味でつながった友達という感覚になり、飲みに行ったり買い物に行ったりと仲を深めていった。

お互いの恋人のことや、ベッドでのことまで話すようになったころ、ある相談をされることになった。

 

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次回「VOL.5.3~IT編R~」

 

注:これはフィクションです。妄想です。

妖精おじさん~コロナ感染記2~

感染1週間たちました。

金曜日以降の経過を記しておきます。

 

まず、14日(金)にあるはずの行政からの電話はありませんでした。

こちらから電話をしてもまったくつながりません。

平成の公務員たたきで、行政が回ってないのでしょうね。

本当に、ご公務についている方々には感謝しかありません。

 

1月15日(土)

症状は頭痛と倦怠感と若干の関節痛。咳も多少でます。

この日の昼過ぎにやっと行政から電話がありました。

10日に発症ということで、10日間の自宅待機が命じられます。

つまりは20日までは自宅待機になりました。

20日前後に電話があるようで、そこで体調を自己申告することにより、21日から社会復帰できるとのことです。

今は2週間とか、その後のPCR検査とかはないんですね。

家族はすでに症状が出ているのに、濃厚接触者という扱いで、PCR検査を指示されましたが、18日火曜日まで待たなければなりません。

そこで診断が下されるのが19日だとして、そこから10日間の休みとなると、月末まで家族は休むことになります。

家計に余裕はなく、非正規の妻からは、泣きながらこんなことになったのはあんたのせいだ!と責められました。

返す言葉もありません。

 

1月16日(日)

何度も鳴り響く津波警報で目が覚めます。

症状は昨日と同じ。

はっきり言って、今日くらいには完全回復しているから、酒でも飲んでやろうかなんて考えていましたが、とても無理ですね。

いやあ、やっぱり普通の風邪とは違うんだなと感じています。長引く!

 

とりあえずは20日の木曜日までは軟禁状態です。

今後は県から食料などの支援ももらえるようなので、十分引きこもって過ごそうと思います。

 

また報告します!

みなさんもお気をつけて。

 

映画「ジョーカー」を観て

コロナ休暇でさすがに暇になってしまい、普段はあまり観ることのない映画を観ました。

以前から気になっていたジョーカーです。

 

そりゃあ映画なので演出は過剰ですし、舞台が外国だから部分的に違和感はあるでしょう。しかし、一番思ったのが

 

これ、今の日本そのまんまじゃん

 

でした。

 

国民は貧困化し、格差は拡大。

独り住まいの世帯が約4割、非正規雇用も4割。

独り住まいが増えるということは婚姻世帯は減り、結婚はもははぜいたく品。

職を失ったとたん、明日食うものに困り、助けてくれる親兄弟はいない。

行政には膨大な書類を求められ、申請しても救われず。

世間からはそれは自分の努力不足とののしられる。

まるで、平成が築いてきた日本社会そのままでした。

日本でもミニジョーカーがあちこちで出現するのもうなずけます。

 

成長を経験したことのない若者は政治をあきらめるか、経路依存にはまり与党を支持。

逆に成長の中で社会人を過ごした経験を持つ団塊世代は、現代の貧困や格差が見えず、やはり経路依存にはまり与党支持。

ある程度成功した人はより自分たちの利益を追求するため、自己責任論を振りかざして最悪の改革路線を突き進む維新を支持する。

どちらにころんでも分断、分裂、社会の破壊が進んでいます。

 

嫌です。

 

ジョーカーにこれ以上出現してもらいたくないし、自分もいつジョーカーになるかわかりません。

この映画を観る機会があった人は、いやあ、悲惨だなあ。で終わらず、どうしたらいいのか考えてみてはいかかでしょう。

成功している人もつらい生活をしている人もみな、日本人です。

助け合って生きていきたいものです。

 

 

妖精おじさん~コロナ感染記~

先ほど病院からの電話があり、コロナ陽性が確定しました。

同様して株のことを聞き忘れましたが、報道されている症状からオミクロンで間違いなさそうです。

せっかくなので記念に書き記しておこうかと思います。

 

1月10日(月)の朝から、若干の喉の痛みがありました。

たいしたことはないだろうと、いつものように筋トレを始めると、関節が痛くてプッシュアップができませんでした。

しかたなく負荷のかからないようなトレーニングをしました。

思えば関節痛とのど痛はサインだったのですね。

 

1月11日(火)の午前3時くらい。あきらかに風邪が悪化したような症状を感じ、熱を測ってみると37℃ちょうど。

出勤するのがためらわれましたが、代わりになる人と連絡がとれずにしかたなく出勤。

電車内でたまにせき込んでしまいます。

1時間も仕事していると代打がきてくれることになり退勤。

熱があるということを職場の人に伝えると、病原菌を見るような目つきになったのは忘れられません。しかたないけど。

帰宅するとどんどん具合悪くなり、熱は最高38.6℃まで上がります。

平熱が35.5℃くらいと低いため、かなり苦しい。

咳や頭痛もあり、完全に寝込んでいました。

ちなみに味覚の欠如といった症状はなく、食欲も普通ちょい欠けくらいはあります。

帰宅してすぐに病院へ連絡し、いろんな検査をしたあと、公費でPCR検査を受けることになります。

混雑していることと、病院が木曜日休みなため、結果は金曜日になるとのこと。

 

1月12日(水)の朝は熱が引いているようで、測ったら36.3℃と平熱。

依然として頭痛や倦怠感は酷かったので、寝込んでいました。

昼過ぎからまた熱が上がって37.8℃。

夜は落ち着いてきたようですが、体調の悪さは変わりません。

 

1月13日(木)は一日熱が上がることはありませんでしたが、頭痛、倦怠感、咳は変わらず一日寝込みます。

家族が咳き込み始めました。完全にうつしたようです。

 

1月14日(金)も木曜日と同じ症状。

病院からの電話で陽性を告げられたのは先のとおり。

これから保健所から電話があり、指示に従うことになりそうです。

 

私はだいぶ回復してきましたが、家族はこれからが本番。

子は来月受験があり、自分が発熱した時点で自費でもいいからホテルへ避難すべきであったと悔やまれます。

 

その後どうなっていくかはまだわかりません。

また報告させてもらいますね。

世之介日記VOL.5.1~IT編~

そのサイトで付き合って結婚まで至ったカップルがいる。

 

チャットルームでは毎日顔を合わせ、時にはオフ会もしてリアルに仲良しになったメンバーだ。

石川と山口という距離感がネット世界というリアリティを物語っている。

俺も結婚式に呼ばれ、新郎の叔父の挨拶の「IT婚とでも言いますか」などとの挨拶がとても記憶に残っている。

当時としてはまだ、ネットで出会い結婚まで至るというのは珍しかった。

SNSmixiがやっとはやり始めたころだった。

 

おれはと言えば、とても安いながらもとりあえず定職についていた。

独身、実家暮らし。

それなりに日々を楽しく送る生活をしていた。

そんななか、そのサイトで出会ったKちゃんは大学4年生だった。

サイトでのチャットで仲良くなり、オフ会で初めてあって意気投合。

30代も半ばにさしかかろうとしていた俺と、まさか付き合うことになるとは思わなかった。

 

スラっと背が高く、どこかオリエンタルな雰囲気の美女Kちゃん。

6大学に在籍していて、頭もいいこんな若い子が俺を相手にしてくれるなんて。

 

お酒は強くなかったけど、飲むのが好きで、二人で飲みに行ってはホテルへ行くというデートを繰り返していた。

若い彼女は元気。

まだ30代だった俺もなんとかついては行けたが、今だったらと考えると無理難題だろう。

 

実家へ来たこともあった。

母親とも顔合わせし、将来は俺と結婚したいとまで言っていたと母親から聞いた。

下の部屋に母親がいるのに、2階の俺の部屋で始めたのはなにかスリルがあって興奮したものだ。(今で言うこどおじの部屋か)

 

 

そんなKちゃんとの付き合いは1年弱で終わりを告げた。

電話での一方的な別れ。

今思い出しても、当時はクズそのものだった俺はふられるのは当然だったであろう。

 

 

しかし、ネットの世界での出会いはこれだけではなかったのである。

 

 

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次回予告「VOL.5.2~IT編~」

 

注:これはフィクションです。妄想です。

貨幣観は覆せない

岸田氏vs高市氏 財政再建か、積極策か 対立で異例の事態に(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

まず一番初めに指摘したいのは、この記事にあるこの一文

 

アベノミクス」として、機動的な財政出動を推進した安倍晋三元首相を最高顧問に招き、「積極財政を進める」とのメッセージを打ち出した。

 

これはミスリード

安倍はまったく積極財政をしていないどころか、第二次政権発足後1年だけ財政出動を増やしただけで、あとはずっと緊縮。

あの民主党政権より緊縮で、さらに消費税を倍にしています。

まあでも、安部がここにきて積極財政を言い始めたのは、背後になにかが見え隠れしますよね。

安倍でもなんでもいい。間違えた貨幣観が正されるのであれば。

 

先日、私の話を聞いて初めて選挙へ行った人と話をして、まず最初の感想が「人が多すぎて無駄じゃないか?」とのことで驚愕してしまいました。

維新が伸びていることもありますし、国民に根付いた無駄を削れの感情は深いものがあるのだなと感じました。

 

政府の赤字は国民の黒字

誰かの借金はだれかの収入

 

当たり前のカネについての説明です。

 

さらにこの記事のミスリードは続きます。

 

高市氏は本部長に「過度のインフレにならない限り財政赤字は気にしなくてよい」とする「現代貨幣理論」(MMT)を支持する西田昌司参院議員を抜てき。

 

MMTを支持する?

いや、MMTとは現代の貨幣というものを説明したものにすぎません。

西から登ったおひさまが東へ沈むとは言っていないのです。

手からスマホを離せば下に落ちるという説明をしているだけ。

 

でも悲惨なことに、こんな当たり前を岸田首相は理解していません。

政治家ってやはり、ゲーティッドコミュニティの人たちだから困った経験がなくて理解できないのでしょうね。

 

でも、この財政政策検討本部の行動はとてつもなくまっとうです。

どうか、この本部の力が大きくなり、夏の参院選までに世論が変わることを期待しましょう。

それがもう、本当に日本が自治区になることを回避する、最後のチャンスです。