遠くで暮らす子へ
元気に勉強しているかい?
学校へは通えているんだろうか。
さて、今日衆議院が解散されたね。
君も有権者の一人として、選挙に行ってもらいたい。
もちろん、棄権するのも自由だが、大切なことだから話を聞いてもらいたい。
なにせ、この総選挙が今後の日本の命運を分けると思っているから。
先日、財務事務次官が文春に寄稿したのが話題になったのを知っているだろうか。
とても話題になっているので、耳にしているかもしれない。
もしその内容を知っているならどう思ったか聞かせてほしい。
世間ではオールドメディアを中心に、財政破綻論が叫ばれて20年以上たつ。
国の借金で日本は大変だ。国民一人当たり1000万の借金だ。
将来世代にツケを負わせるのか。
繰り返される報道で、善良な国民はすっかりこれを信じている。
みんな、未来の日本を、未来の子供たちのことを心配してこれを信じている。
でも、これが本当なのか?考えてみてほしい。
日米など先進国の自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない。
この文章は財務省のHPに今でも記載されている。
財務次官の文章とは真逆のことが書いてある。
ではいったいどちらが本当なのか?
カネとは債務と債権の記録であり、金や銀のようにそれ自体に価値があるものではない。
そしてカネには種類がある。
現金紙幣。銀行預金。日銀当座預金。
誰がどのカネをどのように使うか、考えてもらいたい。
これらの課題をクリアすると、世の中がきれいに見渡せるようになるし、総選挙でどこに投票したら良いかもわかると思う。
もちろん、わからないことがあればなんでも聞いてほしい。
次の帰省は年末になるかな。
体調には十分気を付けてがんばって!
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という手紙を実際に長子に送ってみようと思います。